四夜連続 幽霊屋敷レポート No.5 ファイナル [Avignon]

昨夜は最後の夜。
友人と世話になったこの家の主のアーティストの3人で
近所のレストランまで食事をしに行った。
家に戻って来たのは23時半頃だったと思う。

外ではおととい位から始まった北風が相も変わらず吹き続けている。
そして木製の風鈴が出すカラコロと奇妙な音が風に乗って伝わってくる。
家の中はひんやりと冷たく暖炉で薪を燃やしたい気分だ。
そして大きな家はもの音一つせず静まり返っている。
それが逆に人を落ち着かなくさせる。

結論から言うと、この夜も怪奇現象は起きなかった。
いつも通りの朝が来た。
この家には幽霊などいなかったのか。

そうかもしれない。しかし、この家にはそこを通るとぞくっとする場所がある。
それは一階の階段の前の踊り場だ。ちょうどそこは絨毯を敷いて隠されている
開かずの間の入り口の真上にあたる。なぜか知らないが、ここを通ると背中が
ぞくっとし、後ろに誰かがいるような気がしてならないのだ。

幽霊とは人間の脳が作り出す妄想なんだろうか、それとも我々が知り得ない
世界が存在するのだろうか。この家に10年住んでいる猫のカミーシャなら知ってる
かもしれない。

いい歳こいて幽霊などと笑っちゃうが、寄り道、冒険、不思議な世界が大好き
なもんだからこれはもうしょうがない。そういうものに関わり合ってるときって
楽しい。この度では幽霊の目撃談があったイタリアのかなり不便なところにあるBardi城
まで出かけて行ったが、フランスでも今回のような場所に期せずして遭遇したことから
思いが場所を引き寄せたのかもしれない。

旅はまだ続く。明日から古都巴里に入る。

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四夜連続 幽霊屋敷レポート No.4 第三夜を終えて [Avignon]

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夜のライトに照らされる法王庁宮殿

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だまし絵が壁に

昨夜は風の強い夜だった。風は朝から吹き続け、昼間行ったプロヴァンスの町
ルールマラン(Lourmarin)でもずっと吹いていた。どうやらこの風はこの地方に時折
吹く強い北風、ミストラルのようだ。

昨夜は友人の家で食事をご馳走になり、法王庁宮殿の脇をフラフラと家路についた。
夜は11時半を回ったところで、町の幾つかのバーにはまだ夜を楽しむ町の人や旅行者が
たむろしていた。

その日はバスに乗り継いで遠方の村まで出掛けかなり疲れていたので、家に着くやいなや
頭から毛布を被って寝床に横になった。この世も寝つきはあまり良くなく、疲れていながら
も頭の片隅では霊を警戒している自分がいた。
電気を消すとほぼ完全な闇が訪れる部屋。外ではゴウゴウと風が唸り声をあげている。
何だか寒々しい夜だ。決して快適ではない。木製の風鈴の音色がどこからともなく聞こえてくる。

しかし昨夜も精霊の訪れはみられず朝を迎えていた。
ホッ!! 今か今かとお待ちかねの読者の皆さんごめんね。引き伸ばし過ぎだよね。
悪徳企業じゃないんだからいい加減この辺でお化けだせよって言いたくなるよね。
でも待った。あともう一日あるからね。もう少しお付き合い下さいませ。

★緊急速報 ”開かずの間”
さて、今朝開かずの地下室の重い扉を開いてみた。
作業の最中、リビングから暖炉を覆っている特大のキャンバスが物凄い音を立て倒れたのだ。
ヒョエー!! 驚いたのなんのって!
ついに地獄の扉を開けてしまったかと思ったよ。そこから這い出してくる地底の魔王たち。
今夜あたり、きっと。。。

中は深さ3mほどの小部屋ほどの大きさの穴倉だったが、とにかくありとあらゆる
残骸が溜まっているため詳細は不明。おそらく30年ほどは誰も開けていなかった様子
が伺え、一緒に立ち会ってくれたアーティストも頭からホコリだらけになり凄かった。
しかし、その穴倉に立ちいるのは危険極まりなく思われたため調査は中止。
この先は、早大探検部に任せたい。

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地底への入り口

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この先は、、、ブルルルル

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この家のアーティストの作品

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電気を点けると中にマリア様が浮かび上がる

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マリア様

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四夜連続 幽霊屋敷レポート No.3 二日目の夜を終えて [Avignon]

2日目の夜が終わった。
その夜は1:30までキッチンで友人とワインを飲んでいた。
ちょうど1:00を回ったころだろうか、タバコを吸いに友人が外に出て一人になったとき
突然隣で寝ていた猫がガバッと起き上がって唸り声を上げ始めたのだ。

ってのは冗談で、昨夜も異常はなかった。

うーん。嬉しいような悲しいような。ここに住むアーティストは入居早々寝ている時に
何者かがシーツを引っ張るのを感知している。友人は無人の家で話し声を聞いている。
極東から来た旅行者には幽霊も冷たいんだろうか。
でも本音では出て欲しくない。見てしまったらこの家に居続けるのは難しいだろう。
お願いだからこのままおとなしくしててね。

緊急報知:明日、開かずの間であった地下に続く扉を開けることが決定!!
この模様も写真と共に皆さんにお知らせするので楽しみに!

取り敢えずこの家がどんな感じなのか写真を撮ったのでご覧下さい。

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法皇庁の裏を歩いてすぐのところに例の家はある

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右のグリーンの扉が建物の入り口。隣の古めかしい家とは内部で中庭を挟んで接している

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物置きのようなスペースの奥に見えるのが入り口

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入ってすぐにキッチンがある

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キッチンの先へと進む

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不気味な木彫りが出迎えてくれる

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リビング

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リビング

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ちょっとわかりずらいけれど、白い覆いの奥が特大サイズの煖炉

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リビングを抜けて階段へ

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こんな空間があちこちに

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2回の自室へ

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今寝泊まりしている部屋、とにかく薄暗い

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その隣の使われていない部屋

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その奥には別のキッチンがある

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キッチンの棚をなんとなくパチリ

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さらに階段を上がって3階へ

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これ以外に部屋が2つある

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3階の奥の物置き。日が射さない夜はちと近寄れない

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四夜連続 幽霊屋敷レポート No.2 一夜目を終えて [Avignon]

一夜目が終わった。

そして、遂に、、、何も起こらなかった!!!

寝る前までは幽霊がいつ出てもおかしくない状況だった。
その夜は凍えるほど寒く(アヴィニョンのここ最近の天気もおかしいらしい)、夜も
だいぶ押してなんとなく湿っぽかった。あたりは静まり返っていて、アーティストとワイン
を数杯づつ飲んでさて、寝床に行こうとした。
自分の階のドアを開けて、次に部屋のドアから入った瞬間に、『ギギイイイ!!』と
海外のゴースト映画によく出てくる洋館の重厚なドアがきしむあの音が
いきなり鳴ったのだ。

『き、きた〜!!』

っていうか早すぎでしょ。今部屋に入ったばかりでしょ。
そして恐る恐る音源のドアを改めに行くと、ある角度から必ずその音が鳴ることが判明し、
心が落ち着いた。それから、寝床に入って、やはり神経が昂ぶっていたせいかなかなか
寝付けなかったがそれでもある程度睡眠が取れて朝を迎えたわけだ。

結局、その夜は何も起こらなかったが、今こうしてブログを書いていて、時間はもうすぐ
夜の8時で外がだいぶ薄暗くなってきて、そして部屋も電気を付けていない暗い状態だが、
先ほどから2回ほどどこからか奇妙な物音が2回ほど聞こえた。

むむ? 今夜あたりか。

それでは、皆さん明日をお楽しみに、ボンソワ!!

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四夜連続 幽霊屋敷レポート No.1初夜を迎える前に [Avignon]

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今泊まっている家の階段。かなりやばい。

今日の午後アヴィニョンに着いた。
そして18年ぶりにこの地に住む友人と無事再会を果たすことができた。
それについては、追い追い書くことにするが、実は彼が手配してくれた宿泊先が
幽霊の出ると言われている家だった。何でも人の話し声が聞こえたり、不思議な物音
がするらしい。

現在アーティストが一人住んでいるこの家、もともと12世紀に建てられたらしいとんでもなく
古い家だった。そして今の形に出来上がったのが17世紀程のことらしい。その頃日本は江戸
時代。ふう。家は3階建てで中庭がある。中庭の向こう側にはアヴィニョンの貴族の家系のオーナー
が住んでいる。元々は向こうの建物と繋がっていたらしい。全て合わせたら5、600m2の広さは
あるんじゃないだろうか。とにかく大きい。

カーブした天井やアーチ型の出入り口、とてつもなく大きい煖炉から、マンション(邸宅)で
あったろうことが伺える。そして開かずの地下室があり、家全体が薄暗いこともあり、
不気味度満点である。

泊めて頂いて幽霊屋敷呼ばわりするなんて、我ながら失礼もいいところだ。
これから4泊するが果たしてどうなることやら。

今夜から4夜連続特別レポートするので乞うご期待。

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エクトル神父はいい香りがした [Cannes]

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旅に出ると色々な出会いがあるもんだが、その中には人生に影響を与える人との
出会いも紛れ込んでいる。この日出会ったこの方との出会いも思いがけないもので
あったが、あとから考えると必然の出会いだったような気もする。

エクトル神父。グアテマラのエスキプラス教会 ("Basilica de Esquipulas")の神父さんだ。
(注:バシリカとはローマ教皇によって一般の教会よりも上位に位置付けられた教会のことを指す)

実はこの日夜にロビーでネットを見ていると、ドヤドヤと賑やかな音がして一団が入って来た。
すでに時間は夜の22時を回っていたが、たった今到着した様子だった。あとから聞くとここの
場所が分からなくて周辺を車で2時間もぐるぐる回っていたらしい。そして一団が部屋に落ち着いた
あとにふらっと現れて僕のソファーの隣に座られたのが、エクトル神父だった。

最初は私服のため神父とは分からず、スペイン語を話す様子からアルゼンチンかどこかの
観光客の団体かなくらいに思っていたが、聞くと中南米でも有数の教会の代表者だった。
そのエスキプラス教会は、”黒いキリストの像”が有名で、毎年1月15日になると全中米のカトリック
信者達がこの教会に集まってくるらしい。また1996年には、当時のローマ教皇ヨハネパウロ2世も
この教会を訪問されたらしい。とんでもない由緒ある教会だと分かった。

http://basilicadeesquipulas.org/

普段だったら畏れ多くて気軽に話すことの出来ない立場のお方なのだろうが、旅先の気安さ
も手伝い、また何よりも神父の気さくなお人柄のおかげでこちらも気後れすることなく話をする
ことができた。偉い人ほど偉ぶらないものなのだ。

その時ちょうどトルストイを読んでいたので(トルストイも敬虔なキリスト教の信者である)、
彼がすでに名声を得たのち40歳を超えて人生の虚無感に襲われて苦悩したらしい
という話題を出してみたところ、『人生の疑問があるなら教会で修業するしかないな』と笑いながら
おっしゃり、幾つかの寓話を交えて話して下さった。

アウグスティヌスの話、大西洋の水を移し替えようとする少年の話などをしながら、最後に
『人は幸せを探し求めるが、それは自分の中にある』というようなことをおっしゃっていた。

また、こんなことも話されていた。
『皮膚の下に絹の糸が一本有って、それを抜こうとすると全身に痛みが走る。
それはプライドという名のものなんだよ』
うーん。確かにプライドを捨て去るというのはかなり痛みを伴うことで、これが
なかなか出来ないんだよなあ。

このあと、神父はローマを回ってグアテマラに戻ると話されていた。
わずか30分ほどだったが、思いがけない貴重な時間になった。
あ、それともう一つ付け加えておくと、神父はとてもいい香りがした。
高貴な人っていい香りがするってのは、やはり本当なようだ。

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エンジンは唸る モナコグランプリ [Cannes]

前日の夜に中国系女性から映画祭最終日だと聞いたが、モナコで行われている
F1グランプリも同じく最終日とのこと。そこで一日に2つ見に行くことにした。
カンヌからモナコまでは列車で45分位。フレンチリビエラの美しい海岸線(モナコから
カンヌへ向かって3つ目まで位の間に胸が踊るような見事なビーチを確認)を眺めながら
モナコへ向かった。

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太陽に照らされたモナコ公国は確かに輝いていた。
しかし人が多いのなんのって。のんびりと観光って感じじゃない。
ちょうどF1真っ最中。町中にウォンウォン轟音が響き渡っている。あの音聞くと大貫妙子の
『グランプリ』って曲を思い出す。とにかく生で聞くフォーミュラーカーのエンジンの音って
なんて言うんだろう、初めて経験する音とでも言うんだろうか。全身の毛穴から音が入ってくる
感じだ。
さてこんな音を聞かされたら実際のF1が走っている姿を見たいと思うのが人情ってもの。
駅を降りてすぐのところにスタジアムの入り口があったけど、入場券がないと入れない。
そのチケットを売るダフ屋もわんさか居て、チケットを見せてもらったら450ユーロと
書かれていた。正規の値段で450ユーロか。F1最終日の今日、どれ位の値段で売られるのか
分からないが相当な出費になることだけは間違いなさそう。シートとチケット料金を示した
ボードが有ったので見てみるとどうやら60ユーロくらいの席もあったらしい。
事前にネット予約してチケットを入手しとけばよかったと後悔するも時すでに遅し。
あとは、どこからか見える場所を探すのみだ。

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人の考えることってあまり違いはないらしい。世界中から集まった旅行者は誰しも一目
F1が見れるところを探そうと町中を歩き回る。しかし、当局のバリアは至って厳重でどこも
かしこも頑丈なバリケードが築かれ監視員のチェックも厳しく、F1が垣間見えるところが
全くと言っていいほど見当たらない。

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散々歩き回りこりゃ駄目かなと思いかけたとき、山の上のレストランの一角からF1が走って
いるのが見えた。ちょうどカーブで減速しそこから直線の坂を登って行く様子が分かる。
豆粒ほどの大きさだったけど、なんとかこの目で見ることが出来た。
生で見ると結構感動するもんだ。これがスタンドだとしたら?想像するだけで怖い。
ちなみにその夜宿のロビーでブルガリア人と話したら、奴もその日F1を見に行っていたが、
彼女と歩いてたらフランス人のおじさんが会場に入れるパスをくれたらしい。しかも関係者席
のを。そのおじさんがパスをくれた理由が彼女が可愛いかったからだとか???
訳がよく分からないけれど、その彼曰くあの興奮は簡単には説明出来ないよとのこと。

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ヨット、スポーツカー、豪邸、美食、ブランド品、美男美女。
人間の欲望の全てが集められた町モナコ。
そんな町に身を置いた時に、自分は一体どんな風に感じるのか興味があった。
その感想は。。。
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駆け込みカンヌ映画祭 [Cannes]

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ジェノバからベンティミージャ経由でフランスに入った。

長い間に憧れだったフランス。
思えば、大学受験もフランス語学科とフランス文学部を受験するも見事落ち、ならばとその後
入学した大学で第二外国語にフランス語を選ぶも予想に反して全く熱が入らず、最後は
困り果てた教授のお情けで最低ラインでパスするという体たらく。
まあ、いかに大学というところを上っ面で見ていたかのいい例だが、フランスに対する憧れ
のようなものだけは何十年も生き続けていた。

さて話が脱線したが、イタリアからの列車がコートダジュールと呼ばれる地域に入ってきた。
小さな駅をいくつか経たのち、列車は大きな地下駅へ到着した。
『え、ここどこ?』とホームを見ると、『Monaco-Monte Carlo』とある。
ここがモナコか、あの世界ふれあい街歩きで見たばかりのモナコに今来ていると思うと
感慨無量だった。大勢の人がここで下車して行った(後でグランプリの真っ最中だと知る)。

それから列車はニースを経てカンヌに到着し、バスに乗りその日の宿がある、
MANDELIEU-LA-NAPOULE(マンドリュー・ラ・ナポレ)というカンヌのすぐ隣の町へ
移動した。その夜ロビーメールをチェックしてると、めかした中国系の女性が入ってきて隣りに
腰掛けた。話をするとNYで映画の仕事をしているらしい。ちょうど今も映画祭から戻って
きたところだった。何やら随分お土産を買い込んだ様子で大きな袋を抱えてた。

その女性から、『明日が映画祭の最終日よ』と教えられた。
実はそれまで映画祭のことなどあまり頭になかったのだが、見れるとなると急に興味が
湧いてきて翌日急きょ行くことにした。

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実はこれらの写真は午前中に撮ったもので、その時間にも写真の通り人がうじゃうじゃいたが、
聞くと19時に閉会式が行われるようなことを言っていた。夕方17時半に再度会場周辺に行って
みるとドレスやダークスーツに身を包んだ招待客や野次馬でごったがえしていた。
その中に『招待券求む!』と書かれた手製のプラカードを持っためかしこんだおじさんおばさんを
見かけたが、あれってそんな風に手に入る代物なんだろうか?
不思議な光景だった。

とにもかくにも、カンヌ映画祭の熱気だけはしっかりと受け止めてきた。

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映画祭脇のヨットハーバーに停泊していたクルーザー

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カウンタックポリス現れる! [Genova]

デュカーレ宮殿横のサンロレンツォ教会の前を歩いていたときだ。
ふと目の前を音もなく青い物が通り過ぎようとした。
『うん!?』
そして一瞬足が止まってしまった
ランボルギーニのパトカー?が目の前を音もなく過ぎ去ろうとしていたからだ。

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『さすがイタリア。やることがいちいち派手だよねっ!』なんて連れがいたらひとしきり盛り
上がれるんだけれど、あいにく一人旅の真っ最中ゆえ、周りの野次馬と一緒にカウンタック
ポリスを見送った。

そしてしばらく歩いて港の公園に辿り着くと、そこに例のパトカーが停まっていた。

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謎の美女(?)まで車の横に立って微笑んでいる。うーむ。
こういうときに、『カウンタックにする必要あるの?』なんて野暮なこと聞いちゃだめ。
我々は首から下げたカメラをおごそかに取り出して、周りのロシア人旅行者も驚嘆するほど
の目にもとまらぬ連写で10枚ものにしたら、静かに合掌してナンマンダブと5回唱え、一礼して
その場を立ち去るのがあるべき日本人の姿。
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ジェノバの町並み [Genova]

フランスへ抜けるためにジェノバに1泊した。
『ジェノバは素通りするだけだよ』と知人に話したら、『もったいない』と言われた。
ここには近くにサンレモやチンクエテッレという風光明媚なイタリアン・リビエラの
町が点在する。じっくり攻めたら、それはそれで面白そうなところだ。

ジェノバの町はズバ抜けた見所はないものの、町全体としては結構歩いていて面白い。
海洋王国時代の栄華を偲ばせる壮麗な館が立ち並ぶ通りや歴史を感じさせる多くの教会、
そして洒落たブティックが並ぶスノッブな通り、さらに曲がりくねった古ぼけた小道や少々
危険な匂いのするわい雑な路地などが混在している。

そんな町をそれでも4時間ほど歩いて、歴史のある港町の情緒を味わってきた。

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